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大阪商工信金についてごあいさつ

会長 片桐陽  理事長 蒔田渡

みなさまには平素より大阪商工信用金庫をご愛顧いただき心より厚くお礼申し上げます。この度の東日本大震災によりお亡くなりになられた方々に対し衷心よりお悔やみ申し上げますとともに、被災された方々に心よりお見舞い申し上げ、一日も早い復興をお祈り申し上げます。

 さて世界の経済情勢はリーマンショック以降の金融不況、実体経済の急悪化を受け、日本を含む先進国経済の基調は相変わらず弱いものの、中国はじめアジア新興国の経済は順調に立ち直りつつあるといえます。

 その様な状況下、労働力人口の長期減少によるデフレと財政赤字の加速度的累積および昨年来の超円高局面にも拘らず、我が国の大企業は競争力ある輸出関連産業を中心に、必死の努力で「アジアの成長」を取り込み業績回復を実現しつつありました。

 しかしながら東日本大震災の発生によって経済成長は当面マイナス成長を余儀なくされ、復興需要は見込まれるものの電力不足による操業時間の短縮などから、我が国経済がいつ再び回復基調に戻るのか予断を許さない状況となっております。

 更に震災前から大企業は製造業、非製造業ともに生産、販売の軸足を海外に移しており、この様な産業の生産面、販売面での急激な空洞化圧力の中で人材力、資本力に乏しい中小企業は、大企業同様の海外シフトの道を選ぶ事も出来ず、国内デフレの波をかぶり、仕事減、受注単価下落の経済環境下に晒されております。

 政府による金融円滑化法を主軸とした中小企業支援策により、金融面ではやや小康状態を保つ状況にあるものの、この先、中小企業の経営環境は益々厳しいものになると予測されます。このような厳しい環境にありまして、震災という国難に見舞われ将来への悲観論が喧伝されるようになりました。しかしながら、この逆境の中にあって相互扶助の精神を発揮し地域活性化に邁進する我が国の姿に海外から高い評価と信頼が寄せられ、我が国の復興に大きな期待が寄せられています。地域共同体として地域発展に寄与する信用金庫の存在が如何に重要であるかということを再認識させられたところであります。そして、この難局に遭遇し信用金庫の役割使命が益々重要なものとなってきたと思っています。

 当金庫は80余年に亘って地域の皆様に支えられ今日に至っております。このことに改めて思いを致し地域に役立つ金融機関を実現すべく、高い志を抱き組織を挙げて研鑽に努め一層精進努力をする決意でございます。

 以上のような方針の下、全役職員が一致協力し業務に精励してまいりました結果、次の通りの今年度業績を収めることができました。

 業容面におきましては、預金期末残高318,390百万円、貸出金期末残高221,007百万円とそれぞれ前期末比14,485百万円(4.76%)、および12,856百万円(6.17%)増加いたしました。

 収益面におきましては、本来業務の収益であります業務収益は貸出金の順調な増加により8,287百万円と前期比91百万円(1.1%)の増収となりました。業務純益は不良債権処理コストの減少等により2,457百万円と前期比308百万円(14.3%)の増益となり、当期純利益は848百万円と前期比237百万円(38.8%)の増益となりました。

 この結果、配当は引き続き8.0%とさせていただくこととしました。

 また、自己資本比率は9.45%となりました。

 当金庫は今後とも、地域のお客様から真に期待され信頼される「ベストバンク」、「人材の宝庫バンク」、「永続バンク」の実現を目指してまいります。

 皆様方におかれましては、何卒倍旧のご指導ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げ、ご挨拶とさせていただきます。

平成 23 年 7 月

会長 片桐 陽  理事長 蒔田 渡