大阪商工信金社会貢献賞 第12回

第12回「大阪商工信金社会貢献賞」について
※団体名等は、受賞当時のものです。

第12回には18団体のご応募をいただき、審査員の厳選なる審査により、下記5団体が受賞団体として選ばれました。

なお、当金庫の役職員、OB・OGによる募金活動「商工さくら基金」より「さくら賞」を設け、応募団体の中から職員の審査により第9回「さ くら賞」受賞団体を選定いたしました。

受賞団体

1部 地域貢献の部

あべの不登校児・軽度発達障がい児支援グループ「スペースゆう」

大阪市阿倍野区において不登校児や軽度発達障がい児が安心して過ごせる居場所づくりを行うとともに、不登校や発達障がいに関する情報提供を行う。

様々な理由から不登校になった子どもとその家族は地域から孤立しがちであり、相談出来る相手もいない。当団体の不登校児とその家族に寄り添い、安心して相談できる支援者となる活動は、不登校から派生する更なる困難な状況を未然に解決するものと期待される。

特定非営利活動法人 CAPセンター・JAPAN

子どもの人権を侵害するあらゆる暴力を許さない社会の実現を目指し、子どもに必要不可欠な安心、自信、自由の権利を守る予防教育プログラム「CAPプログラム」の提供やCAP活動の支援を行う。

子どもへの暴力が依然として無くならない中、子どもを取り巻く社会に対し広く子どもの人権について啓発することは、子どもを見守るおとなの輪を広げ、結果、子どもの人権擁護に大いに貢献する活動である。

特定非営利活動法人 子どもセンターぬっく

虐待や貧困、養育放棄等により家庭での居場所をなくし、極めて厳しい状況にある子どもたちの緊急避難場所として子どもシェルター「ぬっくハウス」を運営する。

シェルターに入居する子ども一人ひとりに担当弁護士をつけ、また退居後も継続して自立支援を行うきめ細かな日常生活のサポートは、行政の支援が十分に届かない制度の隙間にいる子どもたちの自立に必要不可欠であり、高く評価される。

にほんごサポートひまわり会

日本語や日本社会になじみがなくさまざまな面で困難を抱える外国人が地域でうまく暮らせることを願い、ニーズに応じた多面的なサポートを行う。

特に地域の他団体と協働し「こどもカフェ」を実施するなど、外国にルーツを持つ子どもの地域での居場所づくりに取り組む活動は、外国人労働者が増加する昨今、学校や地域における外国にルーツを持つ子どもに関する喫緊の課題解決に貢献するものと期待される。

2部 ソーシャルビジネスの部

マミーズアワーズプロジェクト

長期療養を余儀なくされる子どもとその家族に対する理解を広めるべく、「みんなのチャーミングケアラボラトリー」活動やお見舞い品の通販「マミーズアワーズショップ」の運営を行う。

「チャーミングケア」として小児患者の外見の変化に起因するがん患者の苦痛を軽減するアピアランスケア普及に取り組むなど革新的でユニークなアイデアにより、小児医療の現状に関し社会に一石を投じている。企業との連携を模索しており、今後の活動の広がりを期待できる活動である。

第9回「さくら賞」

NPO法人弱視の子どもたちに絵本を

弱視の子どもたちを対象に一人ひとり異なる見え方に応じたオリジナル絵本の作成を行うとともに、弱視の子どもたちが将来に希望を持てるような体験プログラムを提供する。

弱視の子どもの支援を行う数少ない団体であり、弱視の子どもたちは未だ貧しい読書環境に置かれていることから、今後当団体の活動が多くの人に知られ、弱視の子どもたちの読書支援と全ての子どもたちの読書環境の整備が進むことを期待したい。

これまでの受賞団体

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