大阪商工信金社会貢献賞 第5回

第5回「大阪商工信金社会福祉賞」について

第5回には25団体のご応募をいただき、審査員の厳選なる審査により、下記7団体が受賞団体として選ばれました。

尚、昨年より当金庫の役職員、OB・OGによる募金活動「商工さくら基金」より「さくら賞」を設け、応募団体の中から職員の審査により第2回「さくら賞」受賞団体を選定いたしました。

受賞団体

1部 団体の部

「社会福祉賞」

特定非営利活動法人 大阪精神医療人権センター

閉鎖的な精神医療の現状を改善するため、患者・家族の立場に立ち、安心して入院治療出来る環境づくりを目指して、ボランティアが大阪府内全ての精神科病院を定期的に訪問、病院の状況や患者の意見を聴き取り調査し、病院へ伝え改善を見届ける。

訪問活動で得た情報を冊子やインターネットで広く公開し、この活動の重要性を日本全国の多くの方々に知ってもらい行政に常に提言することで精神障がい者の権利擁護と日本の精神医療を取り巻く環境の改善に大きく貢献する活動といえる。

特定非営利活動法人ハートフレンド

地域で子どもたちを育て、安心して育児ができる街づくりを目指し、地域に拠点を置き学校や町会等地元組織を巻き込みながら、地域の方がスタッフや講師となって「こどものてらこや」、「伝統文化こども茶道教室」など学びや遊びの多彩な事業を展開する。

地域のかかわりが希薄になっている現代、子どもだけでなく地域のニーズに即した乳幼児から高齢者までを対象とした事業は、地域住民が主人公となり共生福祉の町づくり、地域の安全・安心の町づくりを目的とした、他地域のモデルとなり得る活動である。

「奨励賞」

社団法人子ども情報研究センター

子どもの権利条約に照らし乳幼児から18歳未満の子どもを対象に、「チャイルドラインOSAKA」や「子ども家庭相談室」をはじめ子どもの命を守り権利を擁護する活動を長年実施するこの分野では草分け的存在である。

いじめや虐待、子どもの貧困問題が深刻な社会状況の中、「24時間電話相談」への対応や子どもに関するおとなの悩み相談や居場所づくり、ボランティアや支援員、行政等とのネットワークの構築にも注力し、虐待の予防、早期発見に繋げる活動は、現在日本の抱える子どもの諸問題を解決する為には必要不可欠な活動である。

特定非営利活動法人 大阪脳損傷者サポートセンター

交通事故、疾患等により後天的な脳損傷に起因する障がいを有する当事者と家族が主体となり、ピアサポートや電話・訪問等による相談支援に尽力する。

脳損傷者は全国で30万人以上いるにも関わらず、先天性の障がいほど支援が確立しておらず、社会的な認知度も低いことから周囲の理解が得られず、後遺症を抱えながら社会参加していくには厳しい現状である。

当団体のような当事者団体の活動がこの状況を打開するきっかけになると期待できる。

NPO法人 Cafe MILLO(カフェ ミロー)

知的障がいや精神障がいを持つなかまたちが地域の方々が集まる喫茶店やパン工房で健常者とともに助け合い、励ましあいながら楽しく働く場所を運営する。

全ての仕事が地域の方々との交流があり、なかまたちは社会性を身につけ、また「ありがとう」と感謝されることで仕事に誇りを持ち、生きがいを持って働いている。

なかまのためにミローが存在し続けることが重要であり、地域に理解され、地域に根づいた活動に取組む姿は今後障がい者施設の理想的なモデルとなり得る団体である。

2部 プロジェクトの部

「社会福祉賞」

特定非営利活動法人ふれあいネットひらかた

子どもの偏食や小食を改善したい思いから子どもの居場所づくりと料理教室を組合わせた「小学生のキッズキッチン」をはじめ、地元商店街や無農薬農家と連携し「食育」をテーマに地域活性化に取組む。

食をテーマにした「子どもまつりプロジェクト」は、子どもレストランや商店街での子ども一日店長体験、子どもたちが栽培した野菜の販売等の活動を通して地域住民と子どもたちの世代を超えた交流の場へと発展させ、地域コミュニティの活性化が期待できる活動である。

「奨励賞」

特定非営利活動法人こえとことばとこころの部屋

大阪市西成区の釜ヶ崎に拠点を置き、社会的に弱い立場にある方々に社会と交わるきっかけを提供し、人間個人のコミュニケーションツールとしての芸術を通して他者とつながるための「表現」を取得できるよう様々なアプローチで活動する。

多様な専門家を講師として招き、地域の人々とそれぞれの問題を談論しながら、みんなで耳を傾け、智恵を出し合うプロジェクトは釜ヶ崎に拠点を置き、当団体が日常的に目指してきたことをイベント化したものであり、この地域に明るい希望をもたらす活動である。

第2回「さくら賞」

大阪市福祉教育語りの会

視覚障がいや身体障がいのあるメンバーが学校や企業に出向き、障がい者自身のリアリティある体験を伝えることにより、障がいや障がい者について理解を深めてもらう福祉教育のボランティアをはじめ、小中学生を対象にした障がい者と生活を共にし語り合うことを目的とした2泊3日の宿泊プログラムを実施する。

障がい者との出会いや語りは未来ある子どもたちが偏見のない社会を創造する力と福祉の心を育み、街中にやさしい子どもがあふれる一助になると思われる活動である。

PDFをご覧頂くにはAdobe Reader(R)が必要です。
最新のAdobe Readerの入手はこちらから。