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みなさまには平素より大阪商工信用金庫をご愛顧いただき心より厚くお礼申し上げます。
我が国の経済環境は引き続き大変厳しい状況にあります。日本経済の凋落と中国を筆頭とする新興諸国の目ざましい台頭には新しい国際時代の到来が予感させられることとなってきました。米国はじめ先進各国あての輸出の落ち込みを中国等新興国向けで補っているものの輸出は大幅な減少となっており、輸出依存の経済構造の弱点がいみじくも露呈してきました。特に米国向け輸出で支えられてきた我が国経済は大きな打撃を受けており、特に自動車、電機を中心とした米国向け輸出関連企業、中小企業は深刻な影響を受け、体力の乏しい中小企業では将来展望の描けない状況に遭遇しております。 グローバリゼーションの進行に伴い企業は国際競争の風圧を強く受けることとなってきました。価格競争は一層激しくなり、コスト引下げのため、遂には人件費の圧縮にも手をつけざるを得ない状況になっております。雇用不安の環境にあって、人件費圧縮は一層の失業者を増加させることとなり、このことが消費不況を加速させる所謂デフレスパイラル現象を生じさせることとなっております。 景気回復が足踏み状態であることから、企業は設備、在庫の削減に引き続き注力しており、資金需要は乏しい状況で推移しております。政府は昨年末に 「 中小企業等金融円滑化法 」 を制定し、金融機関が中小企業の資金繰りを積極的に支援することを期待した政策を推進しておりますが、実体経済は依然として厳しいことから設備投資等の前向きな資金需要は乏しく、金融機関の貸出金残高は減少傾向を示しております。 このような企業実態を反映し、金融機関の収益環境は大変厳しい状況にあり、経営姿勢も大きく変化しているように思われます。このような環境に直面し、特に中小企業に対しては、信用金庫が長年培ってきたリレーションシップ・バンキングの発揮が求められていると思っています。従いまして、信用金庫としては、本来の機能を一段と磨くことが、特に求められてきたと思っています。 当金庫は昨年5月に創業80周年を迎えました。1929年、世界恐慌が勃発し国内経済も大混乱する環境下に地域経済支援を目的として創業し今日に至っております。この間、幾多の困難に遭遇することがありましたが、地域のみなさまのご支援により今日を迎えることができました。歴史的変化に直面する環境下、当金庫は目下 「 チェンジ3ヵ年運動 」 を展開中であります。時代の変化に対応すべく自らを変化させることで地域のみなさまのお役に立ち、みなさまと共に益々発展する金庫を実現したいと願っているところであります。 当金庫は高い志を抱き、長期展望のもと地道に日常業務に励み、創業100周年、更にその後に向けて、地域経済社会発展のため”一隅を照らす”存在となりたいと願っております。 みなさま方におかれては、何卒倍旧のご指導ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げ、ご挨拶とさせていただきます。
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