大阪商工信金社会貢献賞 第2回

第2回「大阪商工信金社会福祉賞」受賞団体
※団体名等は、受賞当時のものです。

コリアボランティア協会

「民族・国境・ハンディをこえて」をモットーに分け隔てなく、高齢者、障がい者(児)など社会的に困難な立場におかれている方々の無償ケア・ボランティアに努める。利用者、スタッフとも民族・国境・ハンディの区別なく、地域主体の地道な活動から必要とあれば積極的に国外までボランティア活動の領域を広め、より良い次世代を目指した活動は本来あるべき社会貢献の姿であり高く評価される。

てんやく絵本 ふれあい文庫

一般に市販されている絵本をてんやくし、目の見える人と見えない人が共に楽しめるてんやく絵本を作成、貸出を行う。出版社・印刷関係者等と協働で点字つき絵本の出版と普及に注力し、バリアフリーな書店が当たり前に存在する社会を目指す。製作に技術を要する上、志と根気のいる作業の為他に類をみない団体であり、読み聞かせの文化と共に活動自体を守り育てるべき団体である。

特定非営利活動法人 エフ・エー

高齢者、障がい者、子育て支援等の住民同士の助け合い有償市民活動の草分け的存在。昨年大阪市内の商店街に「さろん」を開設、地域住民のコミュニティ活動の核となる場所づくりだけでなく、さろんを活かして子ども、団塊の世代や高齢者の交流事業を推進している。商店街を中心としたエフ・エー発信の地域振興は今後同様の課題に直面する多くの地域を活性化するモデルとなりうる活動であり評価に値する。

特定非営利活動法人大阪市難聴者・中途失聴者協会

手話の分からない難聴者・中途失聴者の為の支援を目的とした活動を展開している。手書きとパソコンによる要約筆記者養成、派遣事業及び同じ障がいを持つ仲間との交流の場を提供する。難聴者・中途失聴者はコミュニケーションの手段を奪われる為、社会や家族からも孤立する傾向にあり社会からの支援を受けにくい状況にある。高齢になってからの難聴・中途失聴が増加している中、このような活動は同様の障がいを持つ人々の社会参加を促すきっかけとなる必要不可欠な団体である。

特定非営利活動法人プール・ボランティア

障がい者(児)や高齢者の「プールへ行きたい!」という声に応えたいとの思いからスタートしたボランティア団体。障がい者(児)のプールでの安全な環境作りをボランティアと地域住民が中心となり公営プールの協力を得ながら地域ぐるみの活動を推進している。泳ぐ楽しみというシンプル乍ら人間の根源的喜びへの支援によって障がい者(児)、高齢者に明るい生活を提供し、社会の新たなインフラを生み出す先駆的な存在となりうる団体である。

これまでの受賞団体

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