Talk 01
お客様 × 職員対談

独自の発想でお客様や
社会のニーズに応える。

  • 代表取締役社長佐々木 基之様

    株式会社 三香堂

  • 山脇 啓之

    本店営業部 業務課
    営業推進チーム | 2008年入庫

取引のきっかけ

大阪商工信用金庫さんとは、父である先代社長のときからのお付き合いになります。バブル崩壊の煽りで当時取引していた信用金庫が倒産し、弊社としても非常に大変な状況になりました。というのも、工場建設用に2億円の融資を受けていたのですが、その債務が整理回収機構に移るという話になりかけたのです。そうなると、他の金融機関への影響も大きい。そこで最終的に引き受けてくれたのが、大阪商工信用金庫さんでした。父は「商工さんにはホンマに助けてもらった。感謝してもしきれない」と、ことあるごとに言っていましたね。
当時の状況は、先代の著書で知りました。
前任者の方から薦められたそうですね。私も父親の本は読んでおいたほうがいいかなあ(笑)
実は、先代の著書も引き継ぎ事項の一つなんです。私は半年前に就任しましたが、当金庫は基本的に3年に一度転勤があるので、担当は私で5人目になります。著書には、お取引のきっかけのほか、御社の製品ができあがった経緯なども書かれているので、それを読むのが一番の引き継ぎになりますね。

そんなふうに引き継ぎがなされているので、「わかってもらえている」という安心感がありますよね。どの担当の方とも本音の部分で話ができます。

大阪商工信用金庫の
取り組みについて

大阪商工信用金庫さんは顧客の事業内容を詳細に調べ、事業性評価を積極的にやられていますよね。金融機関によって見解はさまざまなので、たとえば財務状況や担保物件の評価といった数字だけで判断するところもありますが、「その数字の奥にあるものは何か?」「この会社はどんな性質を持っているのか?」といった部分まで読み取ろうとされているのが、提案を聞いていても感じられます。
財務上には出てこないものまで深く理解すること。それが本来の金融機関の役割だと、私たちは考えています。これまで佐々木社長にも、随分とご協力いただきました。何度も面談の機会を頂戴し、2時間もかけて工場見学をさせてもらったこともあります。
御庫の新入職員研修プログラムの中に工場見学研修が入っているんですよね。ときどき販売店の方が見学にいらっしゃることはありますが、大阪商工信用金庫の新入職員の皆さんは事前に弊社の調査・研究をされていて、その質問の鋭さに驚かされました。また、あとからいただく感想文もたいへん素晴らしいもので、感動していますよ。新人教育を大事にされている姿勢が伝わってきます。
新入職員が将来御社の担当になったとき、工場見学のことは必ず思い出すと思います。

大阪商工信用金庫に望むもの

担当になってまだ半年ですが、他の金融機関では手が届かないところをサポートさせていただきたいと考えています。単純な融資の話だけではなく、資金使途を踏まえたうえで経営の課題や悩みをお聞きし、その解決方法をご提案できればと思います。
金融機関も商売ですから、利益を上げてナンボです。ただ、いろんな銀行さんと取引していると、ああ、上司から「これを売ってこい」と言われたんだろうな、というのが透けて見える担当者がいる。そうなると、こちらももう腹を割ってお話できないですよ。大阪商工信用金庫さんは、顧客にとってメリットがあるかどうか、の一点なので全幅の信頼を置いていますし、この先のことを一緒に考えていこう!ってなりますよね。まあ、そんなんでおたくの商売大丈夫?と心配になることはありますが。
そのへんはずっと変わらないうちのスタンスですよね。逆に変えたほうがいいところとかはありますか?
劇的に変えてほしいというよりも、今の顧客に寄り添うスタンスや地域に密着した提案をずっと貫いてほしいですね。新人教育を見てもわかるように、上から下まで理念が浸透している点は弊社としても見習いたいところですし、私の後継者の世代でも引き続き教えを乞いたいというか、お手伝いいただきたいと考えています。

私も後輩や部下にスタンスや理念を受け継ぎつづけられるよう頑張ります。今日は本当にありがとうございました!

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